コラム

2016.7.7
Gibson SG Special メンテナンス


7/6に届いた中古のSGを試し弾きしたら、低音は好みの音だけど、全体に弦が錆びて高音がこもっているし、指板も潤いが無くなっていて、何より4弦が若干ビビるのを確認したので、メンテナンスすることにしました。

まずは全ての弦を撤去。
ブリッジの金属はネジで固定されてなくて、ピンにハメ込みして弦で押さえてるので、簡単に取れました。

あと、ブリッジエンドも弦の終端で引っ張ってるだけで、これも弦を外せばすぐに取れます。


次に、指板にローズオイルで潤いを与えます。


左から右に塗っているところです。


ボディの手垢汚れには、オレンジ成分配合のOAティッシュ(SANWA/CD-WT6KL)で除菌しながら汚れを落としてスッキリ。

今回交換に使った弦はこれだけど、メンテナンス後に弾いたらSGの音が軽くなってしまったので、理想の音じゃなかった感じです。
どちらかと言えば、YAMAHA PACIFICA 212VFMには合うかも?

今回は素直にERNIE BALL #2221にしとけば良かったかもw


ネックの調整では、トラスロッドが六角レンチ仕様じゃなかったので結構焦りました。(゚-゚;)

SGって、六角ソケットレンチなんですね…。
手持ちのセット工具確認したら、オマケのようなレンチが4種類あったので、順番に合わせていったら8mmで合いました。

一応回ったけど、このサイズがベストかどうかは分かりません。
このSGはUSAということもあり、海外の物って結構インチ使ってるけど、今回のレンチはミリ使ったのでw

それはそうと、前オーナーが目一杯に逆反りに設定していたようです。
どっかで聞いたことあるけど、そうやってテンションかけて良い音を引き出す方法があるみたいだけど、ボクはギターが可哀想なのでそんなのやりません。

小傷を消すコンパウンドや、つや出しのワックスがけは行いませんでしたが、割とピカピカになりました。^^


金属部分もオレンジOAティッシュで磨き、ピカピカにしました。
このオレンジ成分配合の物は少し注意点があって、汚れはよく落ちる代わりに金属に使用すると腐食する原因になりやすいので、あとから水を絞った布巾やティッシュ等で仕上げ拭きした方がいいです。

ブリッジも調整したけど、この時点では気付いてない事実が…。
あとから判明したけど、購入時のままの方向で付けていたら、なんと!上下逆と分かって、一連の作業が終わったあとに直すハメに…トホホ…。

なんかおかしいと思ったんですよ~上に調整用のネジがあるから、コマの調整やりにくいよね?的なw
まさか前オーナーが反対に付けてるって、疑わなかった…。


先輩のギターたちを押しのけて、SGが居座ったところw


余談ですが…。

あまった弦をいつものように手持ちのニッパーで切ろうとしたら、これまでの弦との戦いで刃こぼれが酷く全然切れなかったので、良く切れるニッパーを注文することになりました。^^;;


2016.7.12追記
結局、翌日の7/8に、ボディを鏡面仕上げのコンパウンドで軽く磨き、ペグやネジ類の金属をコンパウンドで腐食箇所やサビを落としてピカピカにしちゃいました。^^;;


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