コラム

2016.6.13
音叉でチューニング



音叉を使ってのチューニングは、ハーモニクス音のみで行う方法と、実音のみで行う方法があります。
ボクはこの両方の良いとこ取りをしたハイブリッド(?)な方法を使っていますが、それは次の理由からです。

・ハーモニクス音で合わす場合
ハーモニクス音を、各弦で鳴らすことに慣れていないと面倒です。

・実音で合わす場合
音叉の音とギターの音では、ギターがオクターブ下になり、音が違うので判別するのが難しいです。

とまぁ、こんな理由からハイブリッドな合わせ方をしていますが、今のところこっちの方が楽なので、少しでも参考になればと思います。

・音叉について
先が2つにわかれた金属の棒で、叩くと周波数的な音が鳴る物です。
ギターには440Hzの周波数の音が鳴る物を使います。
この音叉を鳴らすと、A(ラ)の基準の音が出るので、この音を頼りに、5弦5フレット上でハーモニクス音を出して音叉の音に合わせます。

・ハーモニクス音とは
ハーモニクス音は、フレットの真上で弦に左手で軽く触れながら、右手でその弦を弾き、すぐに左手の指を離すと「ポ~ン 」と鳴る倍音のことです。

・コツについて
ボク的には高音(細い弦)だと簡単にハーモニクス音が出るけど、低音(太い弦)は結構コツがいります。
低音のハーモニクス音を出すときは、フレットの真上で弦に左手で軽く触れながら、右手の「人差し指の爪」と「親指の爪」でつまみ、そのまま持ち上げながら少しひねるようにして離し、すぐに左手の指を離すと鳴りやすいです。

どんなコツでもいいので、5弦5フレットがポ~ン(Poon)とハーモニクス音が鳴ればOKです。
ボ~ン(Boon)じゃダメです。
ここさえクリア出来れば、あとは楽なもんです。

【音叉で合わせた5弦5フレットの音が基準です】

・手順
手順を順番に書きました。
※以下「F=フレット」の意味です。

1.「音叉の音」を基準に、5弦5F上のハーモニクス音を合わす。
  ※ハーモニクスは、この1回だけ!

2.「5弦開放弦の音」を基準に、6弦5Fの音を合わす。

3.「5弦5Fの音」を基準に、4弦開放弦の音を合わす。

4.「4弦5Fの音」を基準に、3弦開放弦の音を合わす。

5.「3弦4Fの音」を基準に、2弦開放弦の音を合わす。
※ここだけ4Fを使用!

6.「2弦5Fの音」を基準に、1弦開放弦の音を合わす。

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